測量士補試験攻略

【ひと記事で丸わかり】令和4年(2022年)測量士補試験No.19の解答・解説~空中写真測量の作業工程~

あさひ
この記事を書いているのは現役の測量士です。本記事では令和4年測量士補試験のNo.19の内容について詳しく解説していきます。

必要な用語や手法に関する解説も一緒におこなっていきますので、参考書代わりに本記事を使ってみてください。

令和4年測量士補試験No.19の問題文

 図 19 は,公共測量における空中写真測量の標準的な作業工程を示したものである。(ア)~(エ)に入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。

図19

  1. (ア)撮影(イ)バンドル調整(ウ)調整用基準点の設置(エ)数値図化
  2. (ア)撮影(イ)バンドル調整(ウ)同時調整(エ)数値地形モデルの作成
  3. (ア)撮影(イ)バンドル調整(ウ)調整用基準点の設置(エ)数値地形モデルの作成
  4. (ア)標定点の設置(イ)撮影(ウ)調整用基準点の設置(エ)数値図化
  5. (ア)標定点の設置(イ)撮影(ウ)同時調整(エ)数値図化

令和4年測量士補試験問題集 No19)

写真測量」の分野からの出題です。

解答は「5」となります。以下、各工程の詳しい解説です。

空中写真測量の作業工程

空中写真測量の作業工程は、国土地理院が定める作業規程の準則の第3節 第6章 第1節 第252条で次のように定められています。

第252条
工程別作業区分及び順序は、次のとおりとする。
一 作業計画
二 標定点の設置
三 対空標識の設置
四 撮影
五 同時調整
六 現地調査
七 数値図化
八 数値編集
九 補測編集
十 数値地形図データファイルの作成
十一 品質評価
十二 成果等の整理

作業規程の準則 P81)

上記条文の内容をもとに、図19を埋めていくと以下のようになります。

写真測量の工程

よって、(ア)~(エ)にはそれぞれ

(ア)標定点の設置
(イ)撮影
(ウ)同時調整
(エ)数値図化

が入ります。

上記条件を満たす選択肢は5になるので、正解は「5」となります。

令和4年測量士補試験No.19のまとめ

「写真測量」からの出題でした

工程に関する問題は丸暗記しても良いのですが、1つ1つの作業のイメージを持っているだけで、選択肢に迷ったときに決断しやすいと思います。

余裕があれば作業内容も理解しておきましょう!

その他の測量士補試験の問題に挑戦!

令和4年のNO.19の問題を確認したら、その他の問題にも挑戦していきましょう!

本ブログでは各問題の解説を年度ごとに一覧にまとめたページがありますので、ぜひその記事からその他の問題に挑戦してみてください!

問題解説のまとめ記事はコチラからどうぞ!→過去問に挑戦!現役測量士の解説を読んで測量士補試験を攻略しよう!

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