この記事はこんな方におすすめ
- 測量士補試験を初めて受ける方
- 測量士補試験を受けようと思っているけど出題内容を見てもよくわからなかった方
- 「地図編集」がどんな内容か知りたい
測量士補試験の受験科目には以下の8つがあります。
- 測量に関する法規
- 多角測量
- 汎地球測位システム測量
- 水準測量
- 地形測量
- 写真測量
- 地図編集
- 応用測量
今回はその中の「地図編集」について、どんな内容か解説していきます。
この記事を最後まで読めば、地図編集に関してある程度のイメージはついています。
ぜひ最後までお付き合いください!
目次
測量士補試験の受験分野「地図編集」はどんな内容か
測量士補試験では「地図編集」とはどのような内容を指すのでしょうか。
「地図」とついているくらいなので
- 地図記号
- 緯度経度
- 投影方法
- 表現の仕方
などと言った地図に関する様々な内容が関連してきます。
勉強していると小学校~中学校ぐらいに地理で習った内容がよく出てくるので懐かしい気持ちになるかもしれません笑。
過去に習った内容を思い出しながら勉強できるので比較的とっつきやすいと思います。
消防署や病院、博物館と言った地図記号であったり「メルカトル図法」などのワードには、この記事を読んでいるアナタにも聞き馴染みがあるのではないでしょうか?
近年では「GIS」というシステムについても出題されることが多いです。
GISは「Geographic Information System」の略で、日本語では地理情報システムと呼ばれます。
位置の情報に人口・地域の特徴・地形など様々な情報を関連付けて総合的に管理・分析できることがGISの強みです。
システムに関することになるので、GISについては
- 扱うデータ形式
- 機能
などについて出題されます。
過去の出題実績では、地図に関することが3問、
GISに関する内容が1問が基本的な内容です。
以上のことから「地図編集」には次のような特徴があります。
出題の特徴
- 地図およびGISに関する内容が出題
- 出題傾向は毎年ほぼ同じ
- 出題数は4問(全体の約1割、100点分)
- 内訳は地図に関すること3問、GISに関すること1問
- 地図に関することは学校で勉強することなので比較的親しみやすい
測量士補試験の受験分野「地図編集」の実際の出題内容
地図編集に関する分野では、過去にどのような問題が出題されているのでしょうか?
過去3年分(令和1~3年)の過去問を例にあげると、それぞれ次の出題番号が該当します。
出題数は過去3年は変わらず4問(100点分)出題されています。
それでは、実際に過去に出題されている内容をみてみます。
図 21 は,国土地理院刊行の電子地形図 25000 の一部(縮尺を変更,一部を改変)である。この図にある博物館の経緯度で最も近いものを次の中から選べ。(平成31測量士補試験問題集No.21より)
次の文は,一般的な地図編集の原則について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。(令和2年測量士補試験問題集No.23より)
次のa〜eの文は,GIS で扱うデータ形式や GIS の機能について述べたものである。明らかに間違っているものだけの組合せはどれか。次の中から選べ。(令和3年測量士補試験問題集No.24より)
緯度経度に関する問題や、地図編集のやりかた、GISに関することなどが実際に出題されていることがわかりますね。
測量士補試験の受験分野「地図編集」の勉強方法
他の分野と一緒で、基本的には過去問を反復して解くことで傾向や特徴を掴んでいくことが必要です。
比較的親しみやすい分野でもあるので、学習意欲もわきやすいでしょう。
地図記号を覚えるなど多少暗記が必要となる部分もあるので、暗記が苦手な方はなるべく早めに取り掛かるのが吉です。
また、GISについては可能であれば実際に触って感覚を掴んでみるのも良いでしょう。
測量士補試験の受験分野「地図編集」のまとめ
本記事では、測量士補試験の受験分野の1つである「地図編集」について解説しました。
「地図編集」には以下のような特徴があります。
出題の特徴
- 地図およびGISに関する内容が出題
- 出題傾向は毎年ほぼ同じ
- 出題数は4問(全体の約1割、100点分)
- 内訳は地図に関すること3問、GISに関すること1問
- 地図に関することは学校で勉強することなので比較的親しみやすい
過去に学校で習った内容を思い出しながら勉強を進めていきましょう!
GISについては無料でダウンロードできるものもありますので、可能な限り実際に触ってイメージを付けて行くことも大事です。
その他の分野の解説や測量士補試験に関する情報については別の記事でまとめています。その記事のリンクも以下に掲載いたしますので、ぜひご活用ください!