本記事は測量士補試験の参考書の1つ『測量士補合格ガイド』を実際に読んでみて感じた特徴について書き、「良いところ」と「気になるところ」をまとめたものです。
また、私の意見以外も参考にしたい方のために、Amazonの口コミからピックアップしてまとめたものも記載しています。
本記事を読むことで、『測量士補合格ガイド』を購入しようか迷っているあなた、もしくはどんな本か知りたいあなたへの行動のきっかけになれば幸いです。
それでは、本書の特徴を良いところと気になるところにわけて1つ1つまとめていきますので参考にしてください。
目次
測量士補合格ガイドの良い所
Amazonでベストセラーの品質
測量士補合格ガイドは測量士補のテキストの中で唯一、Amazonのベストセラーに選ばれています。ベストセラーは売れ筋ランキング1位で評価が高い商品に付与されるものですので、品質も保証されていることが分かります。
実際、内容は要点をわかりやすくまとめられており、測量士補試験合格までの知識がしっかりと網羅されています。掲載されている画像も他の参考書に比べて実写物が多く、イメージがしやすいものとなっています。
著者は「測量士補試験対策WEB」の運営者であり教育者
測量士補合格ガイドの著者は、測量士補試験対策WEBというサイトを運営している松原洋一さんという、職業訓練施設および各種教育機関で10年以上教えている方です。
測量士補試験対策WEBはGoogleの検索で「測量士補 過去問」で検索すると上位にのるサイトで、測量士補試験を受験するほとんどの人が利用していると考えられます。支持率が高いサイトを運営している方が作ったテキストですので、内容に安心感がありますね。
改訂を重ねた丁寧な対応
現在出版されている測量士補合格ガイドは第4版で、発売されたのは2022年10月です。出版されている測量士補のテキストの中でも改訂数が多く、頻繁に内容を見直していることが分かります。
「頻繁に内容をみなおす=出版して放置しているわけではない」ので、品質を上げる努力を怠っていないということですね。実際、内容は非常にまとまっていて、測量に関する知識がわかりやすく記載されています。
目に優しい青色
測量士補合格ガイドの大事なところの文字や背景には濃い水色を使用しています。青色にはリラックス効果と集中力を高める効果があると考えられているため、勉強には適した色と言えます。集中力が持続しにくい人、目が疲れやすいには非常にありがたい配色です。
実際の内容のサンプルは楽天やAmazonでも確認できますので、実際に一度確認してみることをおススメします。2023年1月現在では、第4版ではサンプルが確認できないので、第3版で確認してみてください。
kindle版ならスマホやタブレットでいつでもどこでも閲覧できる
測量士補合格ガイドは測量士補試験のテキストの中では珍しく、kindle版が発売されています。kindleはAmazonが提供しているサービスで、タブレットやスマホで閲覧できる、いわゆる電子書籍です。
通勤・通学中の電車の中でも手軽に閲覧できるので勉強時間を確保しやすく、増やすことができます。また、参考書は持ち運ぶには大きく、荷物が重たくなる方も多いと思います。電子書籍であればスマホで見ることが可能ですので荷物が増えることがなく、タブレットで見るとしても参考書のように重たい荷物が増えるわけではありません。外で勉強することが多い人は、利用を検討するのもおススメです。
測量士補合格ガイドの気になるところ
文体が堅苦しく、言い回しが難しいところがある
測量士補合格ガイドを読んでいくと、文体が堅苦しい印象を受けます。言葉の末尾が「~である。~と言える。」のような昔ながらの文章のようになっていますので、人によっては内容を読んでいて疲れてしまう方もいるかもしれません。
言い回しが難しいものもあり、測量業にたずさわったことがない人や初めてのことで理解に時間がかかる人には向いていない印象です。一方で、緊張感を持って勉強したい方には向いているとも言えます。
kindle版にメモができない
測量士補合格ガイドの利点の1つに電子書籍版があることをあげましたが、その中でも1つ気になることがあります。それは電子書籍上にメモ書きやマーカーで線を引くことができないことです。電子書籍にはメモ書きができるものとできないものがあるのですが、本書はできないように作成されています。
勉強をするうえで、参考書にメモ書きをする人もいると思いますが、電子書籍版ではこれができません。もしも電子書籍版を使用する場合にはノート1つでとりまとめていく必要があります。
誤植があり、正誤表をHPで参照しなければならない
参考書の多くは執筆者や出版社で内容を確認しているとはいえ、どうしても誤植が発生してしまいます。測量士補合格ガイドも例外ではなく、既にいくつか誤植が見つかっており、HP上で確認しなければなりません。
発売が2022年の10月なので、試験日が近づくにつれて、この先も誤植が発見されることも予想されます。正誤表を小まめに確認し、間違った内容をインプットしないように注意が必要です。
正誤表はコチラのページで確認できます。→建築土木教科書 測量士補 合格ガイド 第4版正誤表
測量士補合格ガイドの良いところ・気になるところまとめ
良いところ
- Amazonでベストセラーの品質
- 著者は「測量士補試験対策WEB」の運営者であり教育者
- 改訂を重ねた丁寧な対応
- 目に優しい青色
- kindle版ならスマホやタブレットでいつでもどこでも閲覧できる
気になるところ
- 文体が堅苦しく、言い回しが難しいところがある
- kindle版にメモができない
- 誤植があり、正誤表をHPで参照しなければならない
測量士補合格ガイドの口コミは?
最後に、実際に測量士補合格ガイドを利用されている方のAmazonレビューについてもいくつか抜粋して掲載します。ただ、第4版を本格的に利用して勉強している口コミは少ないため、第3版のものもまとめて抜粋しています。より詳しいレビューが知りたい方は、実際にAmazonの口コミを確認してください。
良い口コミ
- 具体的に説明、問題があり、わかりやすく説明されてます。
- 基本的には丁寧に測量計算を順序立てて説明されてあり、すんなりと頭に入りやすかった。
- 著者の教育心の熱意を感じますし、しっかり独学するならお勧めの本です。
- Kindle版を購入して、何処でも読めました。
気になるクチコミ
- 現場で測量をしたことがないひとが書いた印象です。
- 計算解説部分の途中式に省略が多すぎる。
- これ一冊で初心者が取り組むのは、少し難しい
- ボリュームがあり、本書の構成からどうしても類似の内容も分散した形に掲載されているので、あれってどこに書いてただろう、と探すことが度々あった。
良い口コミも気になる口コミも色々と書き込まれていますが、評価自体は高い本なのでプラス面の方が強い印象です。
ここまで本記事を読んで、測量士補合格ガイドの購入を前向きに検討された方は、ぜひ楽天やAmazonで購入してください。
測量士補合格ガイド以外にもどんな参考書があるか気になる方のために、様々な測量士補試験の参考書を比較した記事もございます。他の参考書について知りたい方は、ぜひそちらの記事も読んでみてください。→【2023年最新版】測量士が選ぶ測量士補の参考書おすすめ5選【あなたに合うテキストが見つかる】